水性アクリルのメタル系カラー

また休暇に入るので、その前に今回は新色を含めてサンプルの作成をしました。

メタル系は以前にも作成していて、今回作り直ししようかなと思ってたんですが、思いの外手間取ってしまい(ファレホっ!! お前だオマエっ!!)、多分作り直しても結果は同じっぽい事もあり、サンプルは新色のみにしました。(^^;

最初に断っておきますが、私個人で試してみた感想ですので、他の人が同じ事をして違った結果になる事も考えられます。この記事を見た人はあくまでも参考程度に留めておいてくださいませ。

ってこんなマイナーなブログを見に来る人は殆どいませんが・・・w

で、こちらが以前作成したサンプルです。

こちらは全てファレホで左から、Silver(Model Colour)、Silver(アルコール系)、Silver(Metal Colour)、

Chrome(Metal Colour)、Pale Burnt Metal(Metal Colour)、Dark Aluminium(Metal Colour)、Duraluminium(Metal Colour)となります。明るい系のメタルを並べてみました。ね、違いがよく分からないでしょ?www 実物見てもはっきりとした違いが見えにくいんですよね・・・orz

Model ColourのSilverは、他のものよりもくすんだ感じで反射はあまりしません。アルコール系のSilverは粒子がきめ細かいような気がしないでもないかな〜?レベルですね。Metal ColourのSilverは、反射率は前二つのものよりも高く、黒っぽい感じがします。Chromeはこの並べている中で一番反射しています。Pale Burnt Metalは若干黄色がかった感じでしょうか。Dark Aluminiumは青黒っぽい感じで、DuraluminiumはDark Aluminiumよりも若干明るい感じかな。

んで、こちらが暗いメタル系です。

もうね、これも本当に分かりづらい・・・orz 光源変わっちゃったら本当に違いなんて見分けつかないからもぅ・・・。

これらはどれもファレホのメタルカラーです。左から、Exhaust Manifold、Burnt Iron、Gunmetal Grey、Jet Exhaustとなってます。これあんまりツヤが出てないのは、下地の黒サフがうまく吹けてなかったからかもしれませんorz Exhaustがついてるやつらは、若干他のものよりも赤黄色っぽい色をしています。Gunmetal Greyは青っぽい感じでしょうか。

んで、次はゴールド系です。

これは若干分かりやすいかも。左からGold(Model Colour)、Red Gold(アルコール系)、Rich Gold(アルコール系)、Gold(Metal Colour)、Copper(Metal Colour)、Polish Gold(Game Colour)です。

Red GoldとCopperは分かりやすいので説明は省きます。Gold (Model Colour)とPolish Gold(Game Colour)は殆ど違いが見えません。実は名前だけ違うだけとか、Game Colourの方は塗膜強化されているのかもしれません。色味自体は殆ど区別がつかなかったです。Rich Goldはアルコール系のSilverのように、他のゴールド系よりも若干粒子がきめ細かいように見えます(強いて言えばですけど、実際は誤差の範囲な気がします)。Gold(Metal Colour)はModel Colourのものよりも若干暗い感じというか、下地の影響を受けやすいみたいです。

んで、ここからは今回作成した新色サンプルです。

今回塗料としては初めてシタデル使ってみました。そしてファレホのメカカラーも同じく初です。

では左から、シタデルのAuric Armour Gold、Liberator Gold、Gold(Mecha Colour)、そして先程紹介したGold(Model Colour)を比較用に並べてみました。

シタデルのAAGは体感的には黄色が他のゴールドよりも若干強目になっていて、ファレホのRich Gold(アルコール系)に近いです。シタデルのLGは結構くすんでいて、ゴールドというよりは黄土色!?みたいな金の輝きが消え失せている古い感じでしょうか。Gold(Mecha Colour)は他のものよりも下地の影響を受けやすいようで、黒っぽい結果となりました。

んでこちらがシルバー系とアイアン系です。

こちらは比較的に違いは見やすいかな。

左からシタデルのStorm Host Silver、比較用にSilver(アルコール系)、ファレホのDark Steel(Mecha Colour)、Light Steel、Steelとなってます。

シタデルのSHSは、体感的にはファレホのアルコール系Silverと結構近かったです。Chrome(Metal Colour)程の反射率はありませんでしたが十分綺麗です。Mecha ColourのSteel系はMetal Colour系程の反射率は無く、鈍く光ってる感じでしょうか。


で、色々メタル系をエアブラシで使用した感想を・・・。結論から言うと、

1. シタデルで同じ色があればそれを使え

2. シタデルエアで同じ色があればそちらを使え

3. 無ければファレホのMetal Colour

4. ファレホのアルコール系は存在していないと思った方がいい

まず水性アクリルで手軽に塗装したい人にはファレホのアルコール系はお勧めできません。これは筆やエアブラシの掃除をするために、水が使用できないためです。溶剤を使用せずに水を使用するとダマになって機材がどえらい事になってしまいます。

次にファレホの非Metal Colour系はエアブラシでの目詰まりが激しいので、エアブラシをメインで使用する人は避けた方がいいです。ファレホのMetal Colour系はそれなりに反射率があり、Model ColourやGame Colour程詰まりやすい事はないのでそれ程ストレスにはならないんじゃないかと。ファレホの新しいMecha Colourですが、最初から光沢が抑えられているような感じで、それぞれ違いが分かりやすいので、色味としては使いやすいですが、これも結構薄めないと吹けないです。ボークスさんではホームページでそのまま使用できると紹介していますが、実際0.5mmで試しても詰まりました。

今回一番気に入ったのはシタデルですね。ゴールドやシルバーはファレホのアルコール系とほぼ同等の品質でありながら、ファレホ程薄めずに使用しなくてもエアブラシが詰まる事もなく快適に使えました。ファレホだと結構シャバシャバにしても詰まるし(特に非Metal Colour系)、シャバシャバだから、近づけて吹き付けると塗面をビシャビシャにしてしまいやすくなります。通常遠くから吹くので気にする必要はないとは思うのですが、深く入り組んだ場所を塗装しようとすると、長時間同じ場所に吹き付けなくてはならなくなり、そこがどうしてもビシャビシャになりやすいような気がします。それを避けるためにうっすら少しずつ吹こうとすると、今度はエアブラシが詰まりやすくなったりと、本当に、ほんと〜〜〜にファレホの塗料はストレス溜まりまくりです。

ファレホの魅力はその色の数と発色で、そういった部分では凄く好きなのですが、私は殆どエアブラシで塗装するので、エアブラシが詰まる事によって作業が度々中断されるのが結構つらいです。逆に筆塗りでの使用はとても使いやすいんじゃないかと思います(多分)。

ちなみに今回シタデルを初めて使用して気付いたのは、シタデルベースとシタデルレイヤーは、筆塗りで使用される事を前提として開発されているため、容器を開けるとどろっとした固形部分が存在し、完全に溶けていない事が多いです。これをエアブラシで使用するために溶剤や水で希釈する際に完全に溶けきらないものが発生します。これがエアブラシの詰まりの原因になる事があるので、可能であればシタデルエアで色を探すのがいいと思いました。シタデルのAAGでは完全に希釈できたので詰まりませんでしたが、シタデルのLGがたまたま完全に希釈できずに固形部分が残ってしまっていたのを気づかずに使ってしまったため、最初から詰まって何も出なかった経験をしましたorz

本当はねぇ、クレオスとかのラッカー系を使いたいんですけどね、反射率も何もそっちの方が良さそうだし、最後に使ったのは10年以上前だから思い出補正かかってるかもしれないし、今はもっと改善されているかもしれないし。それでも水性アクリルを使用する人のために、ちょっとでも参考になればいいかなぁと思います。

この先メガバズの塗装をしなければならないので、青系のサンプルを作成する予定です。ではでは。


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